下絵(線図)が出来たので次は
1⃣ 大まかなパーツ分けと彫り順(前後順)
2⃣ 各パーツごとに最小限必要な色を決め
手前から彫り順とナンバリングを行います。
1⃣ まず大まかなパーツ分けと彫り順ですが
1 左側の観葉植物
2 テーブル・椅子
3 ウッドデッキ(床)
4 ウッドデッキ(柵)
5 右側の植物(樹)
6 デッキの外柵
7 浜・向こう岸の海岸
8 海
9 向こう岸の半島
10 空
の様に考えますが、テーブル・椅子・デッキ
のところが少し複雑です。
テーブルの脚の部分は
椅子と同じレイヤーで良いのですが
テーブルトップは椅子よりも手前に出したい
しかしこの部分はセンターに浮いてしまう為
(切り取れてしまう)
テーブルトップの部分のみ、後から貼るしか
手がありません。
彫紙アートの作成ルールとして
紙の積層順番が守られていれば
貼る事はOKです。
しかし私はまだ部分的に貼る作品は未経験で
貼るパーツの彫り方について見当が付きません。
しかしこの作品の場合は他に手がなさそうなので
ここは初チャレンジになりますが
テーブルトップのみ貼る手法で
やってみる事にします。
さらに
2 テーブル・椅子 と 3 ウッドデッキ(床)
は影が一体になっているのでウッドデッキの影は
テーブル・椅子の影と共通化し
パーツのレイヤーとしても1つに統合します。
テーブルトップを貼りパーツとし
テーブル・椅子とウッドデッキ(床)を
同じレイヤーにした場合
パーツ分けと彫り順は下記の様になります。
1 左側の観葉植物
2 テーブルトップ(貼り)
3 テーブル脚・椅子
3 ウッドデッキ(床)
4 ウッドデッキ(柵)
5 右側の植物(樹)
6 デッキの外柵
7 浜・向こう岸の海岸
8 海
9 向こう岸の半島
10 空
2⃣ 次に 1~11 のパーツごとに色と色数を
決めてナンバリングをしていきますが
おおむね下記の様にしました。
1. 左側の観葉植物(4色)
① 濃緑/NTラシャ 濃松葉
② 緑/NTラシャ 緑
③ 黄緑/NTラシャ 黄緑
④ 青緑/NTラシャ 新橋
2. テーブルトップ―貼り(4色)
⑤ ブラック/NTラシャ 黒
⑥ オレンジベージュ/TANT B-10
⑦ ライトベージュ/NTラシャ 古染
⑧ ベージュ/NTラシャ カシミヤ
3. テーブル脚・椅子(7色)
⑨ ブラック/NTラシャ 黒
⑩ ダークブラウン/NTラシャ くち葉
⑪ L 黄土/TANT G-57
⑫ M黄土/TANT N-11
⑬ R黄土/TANT B-10
⑭ 黄土/TANT B-11
⑮ L 黄土/TANT G-57
3. ウッドデッキ―床(3色)
⑯ デッキ明/NTラシャ 栗
⑰ デッキ暗/TANT B-10
⑱ デッキ木目/NTラシャ セピア
4. ウッドデッキ―柵(6色)
⑲ ブラック/NTラシャ 黒
⑳ ダークブラウン/NTラシャ くち葉
㉑ デッキ明/NTラシャ 栗
㉒ デッキ暗/TANT B-10
㉓ 奥の柵暗/TANT Y-10
㉔ 奥の柵木目/NTラシャ セピア
5. 右側の植物-樹(4色)
㉕ 黄/TANT D-59
㉖ 薄緑/NTラシャ ひわ
㉗ 緑/NTラシャ 緑
㉘ 濃緑/NTラシャ 濃松葉
6. デッキの外柵(3色)
㉙ ダークブラウン/NTラシャ くち葉
㉚ L 黄土/TANT G-57
㉛ ブラウン暗/TANT B-10
7. 浜・向こう岸の海岸(4色)
㉜ ライトベージュ/NTラシャ 古染
㉝ ベージュ/TANT N-12
㉞ ダークベージュ/NTラシャ ベージュ
㉟ ホワイトベージュ/TANT P-53
8. 海(5色)
㊱ ライトブルー/NTラシャ うす青
㊲ ウィークブルー/NTラシャ 水色
㊳ ブルー/NTラシャ 空
㊴ ライトブルー/NTラシャ うす青
㊵ ダークブルー/NTラシャ 紺
9. 向こう岸の半島(4色)
㊶ ライトブルー/NTラシャ うす青
㊷ グリンブルー/NTラシャ にぶ青
㊸ 建物明/NTラシャ グレー0.5
㊹ 建物暗/NTラシャ 古染
10. 空(1色)
㊺ ホワイトブルー/NTラシャ ライトブルー
計45枚の作品ですね
私の場合大体40枚前後になることが多いです。
今回は前回の boat cafe 以上に構成が複雑なので
色順の全てが辻褄が合っているのか?
正直よくわからない部分もありますが
とりあえず彫りながら様子を伺い
おかしいところが出たらその都度調整しつつ
進めようと思います。
下絵が出来たので額を発注しておきます。
発注先は昨年と同じ
大阪・京橋のギャラリーゴローさんです。
一番シンプルなフレームだとサイズフルオーダーでも
¥12,000~¥1,5000位で作って頂けるので
とても助かります。
さて、次回はいよいよ彫りに入ります。