2014年の彫紙アート展が始まりました。
彫紙アート展は2012年から始められこの年で3回目となりますが
会員数も増えてきたことから会場を2か所に分け
東京(東日本)・大阪(西日本)の2拠点で行われました。
東京:11/13~11/18
大阪:11/12~11/17
私も初出展という事もあり
出来るだけ他の出展者さんの作品も見たかったので
東京の展示会も観に行きました。
彫紙アートは林 敬三先生が考案された表現手法ですが
林 先生ご自身が、花・果実・樹木・葉といった
植物をモチーフにされた作品を多く創作されていることもあり
会員の中でも植物をモチーフにして作品を創られる方は多いです。
今回の作品展でも
東京の展示会では比較的完成度の高い植物系の作品が多く
それに対して大阪の展示会では
それぞれが興味あるものや描きたいものを創る
経験は浅くても他の人とは違う個性的な作品創るで~
といった感じで作品テーマもバラエティーに富んでいた様で
どちらもそれぞれ違った傾向が見られ興味深かったです。
私も初出展という事で
自分のスキルを出し切って目一杯やったつもりで
「よ~しっやったぞ~ 結構いけるんちゃう?」
などと思って出展するのですが…
先生方をはじめ他の出展者の皆さんの作品を拝見すると
「これどうやってカットしてんの?」
「こんなに細やかな表現が出来るの?」
といったような、緻密で正確で美しい作品が多々あり圧倒され
自分の作品の完成度の低さや稚拙さを思い知らされ落ち込みもしますが
逆に、この人が出来るのなら自分にも出来るに違いない!
という思いで、次の作品創りに向けてのモチベ―ションにも繋がります。
経験が浅いとなかなか作品展に出展するのにも勇気がいりますが
私は思い切って出展した方がいいと思ってます。
自分で苦労して作品を創った目で
他の出展者の完成度の高い作品を見ると
自分のやり方では出来ない表現や工夫を
感じることが出来るからです。
また魅力を感じる作品とそうでない作品では何が違うのか?
技術が無くても魅力を感じる作品は何が違うのか?
など、考えさせられることが多くとても参考になります。
この年の東京・大阪2拠点開催のあと(2015年~)
作品テーマやモチーフが広がって行ったように思います。
後日、林 先生の総評と来場者の投票により
東京・大阪それぞれに
最優秀賞・優秀賞・奨励賞・4位入賞・5位入賞者
が発表され、私は大阪展での4位入賞を頂くことが出来ました。