名勝・依水園
奈良・東大寺南大門の西隣に位置する 名勝
(文化財保護法で定められた国指定の文化財)
に指定された日本庭園で
江戸期~明治期と文化の異なる時代につくられた
趣の異なる池泉回遊式庭園で構成されています。
大仏殿>法華堂(三月堂)>二月堂>戒壇院
と回った後奈良公園方向に進むと入口があります。
寧楽美術館(ねいらく)
依水園を買い受けた実業家・中村準策が収集した
古代中国の青銅器や拓本・古印・古鏡などの
美術品が展示されています。
前園
入口を入ってすぐ右手に広がる庭園で
江戸前期の日本庭園として周りから隔絶された
空間として造られています。
江戸幕府の御用達商人・清須美道清
(きよすみどうせい)が吉城川(よしきがわ)
沿いに若草山・御蓋山・高円山が見える場所に
茅葺の別邸を建て庭園を造ったのが始まりです。
三秀亭
庭園を眺めながら昼食や抹茶が頂けます。
食事:11:30~14:00
喫茶:10:30~15:30
清秀庵
氷心亭
柳生堂
挺秀軒
後園
明治期 実業家・関藤次郎(せきとうじろう)が
茶の湯や詩歌の会を楽しむために創園しました。
東大寺・南大門から若草山・春日奥山・御蓋山
を借景とし池と池に映る花木・遠景・空までも
取り込んだ広大な空間を感じる日本庭園で
観る場所により様々な景色が楽しめここが
庭園内であることを忘れてしまうほどです。
築山の奥には小さな滝がありそこから
緩やかに流れる小川に続き
まるで自然の一部を切り取った様な感じです。
寄付
庭園内の花木>>
2月上旬 ツバキ
3月上旬 アセビ・紅梅
3月下旬 しだれ桜・ミツバツツジ
4月上旬 ソメイヨシノ
4月中旬 八重桜・イロハモミジの新緑
4月下旬 霧島ツツジ・平戸ツツジ
5月上旬 ドウダンツツジ・藤
5月中旬 かきつばた・黄菖蒲
6月上旬 さつき・菖蒲・睡蓮
6月中旬 クチナシ
7月上旬 輪王蓮
8月上旬 サルスベリ
11月 ドウダンツツジの紅葉
11月 イロハモミジの紅葉
開園時間
9:30~16:30(入園は16:00まで)
9:30~17:00(入園は16:30まで)…4・5月
休園
毎火曜日
火曜が祝日・休日の場合は翌日(平日)
入園料
一般 ¥1200
高校大学生 ¥500
小中学生 ¥300
住所・TEL
〒630-8208 奈良市水門町74
0742-25-0781
アクセス
近鉄奈良駅から徒歩15分
駐車場
なし