彫紙アートスキル1級講座 に行く前に
私の好きなイラストレーターについて少々‥‥
実は彫紙アートに出会う前は
イラストレーションを書いてみようかな~
などと思い、水彩画やガッシュなどで
何回かトライしたのですが
これがなかなか難しく…
自分の思ったような絵が描けませんでした。
水彩画のにじみを活かした表現なんかも
とても魅力的で好きなんですけどね…。
仕事では商品のスケッチを描いたりしてましたが
モノ自体を正しく・美しく・魅力的に表現する
デザインスケッチと
世界観や空気感・絵に込められた気持ちを感じさせる
イラストレーションは
やはり少し勝手が違うと思いました。
そんな私が大好きなイラストレーターがこちらです!
第5位 佐藤 邦雄さん
佐藤さんの、動物をそこそこリアルに擬人化
しつつ、1枚のイラストの中に物語を感じさせる
表現がとても魅力的です。
ただただ可愛い動物画ではなく
この中に描かれているのは我々人間の生活の中の
1シーン、誰もが思い当たるシチュエーションを
コミカルなイラストに置き換えて表現しています。
ジ~ッとみていると
描かれてる主人公のバックボーンや
今彼がどんな状況でどんな心境なのか…
ストーリーが見えてくるところが魅力です。
私は以前、動物(干支)をモチーフにした
CGイラストを年賀状で描いていました。
その際、佐藤邦雄さんのイラストを
ずいぶん参考にさせて頂きました‥‥!
フィギュアで有名な海洋堂さんからも
佐藤さんの描くキャラクターグッズが出ています。
第4位 太田 隆司さん
この方はイラストレーターというよりか
ペーパーアーティストですね。
車や電車を入れた日常の街中の一コマを
繊細なペーパーアートで表現してるのですが
庫の世界観が何とも言えず魅力的です。
こちらも、この街に住んでいる人達のストーリー
が見えてくる作品ですね。
この2次元と3次元の間で表現されてる作風が
彫紙アートに通じるものがあると感じてます。
また同じように紙を切って創られてるという
ところで、表現の仕方も彫紙アートに落とし込む
参考になるのではと思います。
太田さんの作品は実は舞台セットのように
本当は奥行きがない箱の上にパース表現と遠近感
を上手に取り入れることで
実際の3~5倍ほどの奥行き感と立体感を
表現してるんです!
昨年(2019年)11月に
青枢展という現代絵画公募展に
彫紙アート作品を出典させて頂いたのですが
その時同じ会場(東京都美術館)内で
「ニュークリエイティブ展」
という展覧会が行われており
招待作家として
太田隆司さんの作品が展示してありました。
太田さんの作品を生で鑑賞出来
メッチャラッキーでした!
思った通りディテールの創りこみも素晴らしく
感動でしたね!!