石上神宮 神話に纏わる神々を祀る神宮~御朱印

 

石上神宮(いそのかみじんぐう)

創建:崇神天皇7年

神体:布都御霊剣(ふつのみまたのつるぎ)

主祭神:布都御魂大神  ふつのみまたのおおかみ

>都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)に宿る神霊

布留御魂大神(ふるのみまたのおおかみ)

>十種神宝(とくさのかんだら)に宿る神霊

布都新魂大神(ふつしみまたのおおかみ)

>天十握剣(あめのとつかのつるぎ)に宿る神霊

上記三神を総称して

石上大神(いそのかみのおおかみ)と言います

 

配神:五十瓊敷命(いにしきのみこと)

>第11代垂仁(すいにん)天皇の皇子

宇摩志麻治命(うましまじのみこと)

>饒速日命(にぎはやひのみこと)の子で

物部氏の祖神・初代神武天皇に忠誠を尽くす。

白河天皇(しらかわてんのう)

>第72代天皇・当神宮への崇敬が厚く宮中の

神嘉殿(しんかでん)を当神宮の拝殿として寄進

市川臣命(いちかわのおみのみこと)

>第5代孝昭天皇の皇子の後裔(こうえい)

 

御利益

健康長寿・病気平癒・除災招福・百事成就の守護神

起死回生を授ける・迷いを断ち切る!

 

 

歴史・起源

日本書紀に記されている神宮は

伊勢神宮とここ石上神宮の2つであり

日本最古の神宮の1つと言われており

御祭神は第10代崇神天皇7年に現在に地に祀られ

現在の拝殿(国宝)は平安時代後期

白河天皇により建てられました。

 

飛鳥時代の天皇の部門の棟梁「物部氏」の総氏神

守護神として石上大神(主祭神三神の総称)

が祀られておりヤマト政権の武器庫として

の役割も果たしていたと考えられています。

 

 

主祭神の

布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)

は、古事記・日本書記で国譲りの神話に登場する

武甕雷神(たけみかづちのかみ)

日本の国を創る際、国土平定に功績を上げた神剣

韴霊(ふつのみたま)に宿る神とされており

その後、初代・神武天皇が橿原神宮にて即位

されるとき無事に大和(奈良県)に到着するのを

助けた剣とも言われています。

神武天皇は即位後、その功績を称え物部氏の遠祖

宇摩志麻治命(うましまじのみこと)に命じて

宮中に祀り

さらに第10代・崇神天皇の7年に物部氏の祖

伊香色雄命(いかがしこおのみこと)が勅命に

より現在の地に祀ったのが石上神宮の起源と

されています。

 

同じく主祭神の

布留御魂大神(ふるのみまたのおおかみ)

饒速日命(にぎはやひのみこと)天津神

(あまつかみ)から授けられた十種の神宝に宿る

神霊で十種の神宝とは「亡くなった人を蘇らす」

力が秘められてたそうです。

 

最後の主祭神

布都新魂大神(ふつしみまたのおおかみ)

古事記で、素戔嗚尊(すさのおのみこと)

出雲国で八岐大蛇(やまたのおろち)を退治する

のに使った天十握剣(あめのとつかのつるぎ)

に宿る神霊とされています。

 

数々の神話に携わる神々と

初代神武天皇から天皇を支えた物部氏の祖神や

この神宮を守って来た天皇の子孫が祀られた

歴史ある神宮なんですね。

 

西側駐車場からの参道入口

 

燈籠と大鳥居

 

 

休憩所

楼門手前の休憩所には

石上神宮の神使とされている鶏が

放し飼いになっており

参拝者の心を癒してくれます。

 

 

楼門(重要文化財) 鎌倉時代

1318年 鎌倉時代末期建立

昔は鐘楼門として上層に鐘を吊るしてたそうです

が明治初年に取り外されました。

 

 

拝殿(国宝)・本殿

残念ながら拝殿・本殿は修復中で

参拝は出来ましたが建物の全貌は見れませんでした。

2021年内 完成予定だそうです。

 

 

摂社 出雲建雄神社拝殿(国宝)

 

 

出雲建雄・猿田彦神社

・ 出雲建雄神(いずもたけおのかみ)

>草薙剣(くさなぎのつるぎ)の荒魂(あらみたま)

猿田彦神(さるたひこのかみ)

を祀る神社

 

 

摂社 七座社(せっしゃ ななざしゃ)

・生産霊神(いくむすびのかみ)

・足産霊神(たるむすびのかみ)

・魂留産霊神(たまつめむすびのかみ)

・大宮能売神(おおみやのめのかみ)

・御膳都神(みけつかみ)

・辞代主神(ことしろぬしのかみ)

・大直日神(おおなおびのかみ)

を祀る

 

 

摂社 天神社(せっしゃ てんじんしゃ)

・高皇産霊神(たかみむすびのかみ)

・神皇産霊神(かみむすびのかみ)

を祀る神社

 

 

御朱印

¥300

・石上神宮

・七支刀(しちしとう)

 

 

拝観時間

5:30~17:30

境内は時間規制なし

 

 

 

拝観料

無料

 

 

住所・TEL

〒632-0014 奈良県天理市布留町384

0743-62-0900

 

 

アクセス

JR/近鉄天理駅より

徒歩30分

タクシー10分(約¥1300)

天理市コミュニティバス「いちょう」

下山田系統・石上神宮前下車 徒歩10分

 

 

駐車場

参拝者用無料駐車場アリ

 

 

 

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