林 先生の下絵「重なる落ち葉」
を彫ってみました。
この下絵は6枚の落ち葉が重なった
とてもシンプルなデザインなんですが
構図バランスが素晴らしいので
それほど難しくないにもかかわらず
見栄えが良く、素敵なデザインです。
6枚の落ち葉の色をアレンジすると
バリエーションも広がります。
さすが元グラフィックデザイナー!!
こういうシンプルで
バランス&見映えが良いデザインって
とても難しいんです。
余分な要素をそぎ落とし
必要最小限の要素で美しく構成する。
GOOD DESIGN の条件です!
シンプルな図柄だからこそ
1つ1つのラインの美しさが重要です。
特に紙の断面が出るラインは慎重に…
ここが彫紙アートの魅せ所ですからね。
いい加減に彫るとラインの美しさが崩れ
作品が台無しになってしまします。
私もここには注意を払い
1ライン1ライン丁寧に慎重に彫りました。
右上の赤い落ち葉と左上のベージュの落ち葉
なだらかなカーブで構成されたアウトラインと
少しカクカクした角張ったアウトラインの対比
色洋紙の積層された断面
アクセントカラーになっている虫食いの穴
こんなところがとても気に入ってます!
用紙は17枚
彫紙アートスキル1級でやった
ローデンブルグの街並みと同じです。
今となってはさほど「厚い」
という感じはありません。
1度クリアしたチャレンジラインは
超えればデフォルトになりますからね。
いい感じでしょ!