7人のミューズ展(大丸ミュージアム 京都)
日本を代表する女性切り絵作家7人の展示会
「7人のミューズ展」 に行って来ました。
7人の切り絵作家と言っても
表現手法はそれぞれで
これは切り絵? と思える手法もあり
とても興味深く拝見出来ました。
その中で福田理代さんの作品は以前
YouTubeで拝見したことがあるのですが
その緻密なカット技術は正に神業で大変
驚かされましたが、今回実際の作品が
見れるので楽しみにしていました。
入場直後のこのボードのみ撮影OKでした。
柳沢 京子さん
いわゆる伝統的な「切り絵」という感じで
久保 修さんの作品と雰囲気が近く
ほのぼのとした温かみを感じる作品です。
ぱっと見た感じは
木版画をイメージさせる様な作風ですね。
筑紫 ゆうなさん
動物を擬人化した絵と花の絵を切抜いて
貼り合わせるという今まで見たことのない
表現手法で独特の世界感を見せています。
従来の「切り絵」の概念には当てはまらない
とてもオリジナリティの高い作品でした。
擬人化した動物の表情やしぐさがコミカルで
楽しい作品群でした。
SouMaさん
この方の作品も従来の「切り絵」
の概念には当てはまらない独特の作風…
1枚の和紙を基に
思うままに切り込みを入れ
折ったりねじったり…
繊細に切り/描いたりして
立体的な作品に作り上げています。
1枚の和紙から創られている
というのがミソで
作品を見ただけでは到底分かりません。
どないなってんの? という感じですか。
福田 理代さん
以前 YouTube で作品を創る過程を
紹介されているのを観てあまりの繊細さに驚き
信じられない思いでしたが
あのYouTubeのオリジナルが見れる!
という事で、今回の展示会に行く
切っ掛けになった方です。
現物は思った通りの
信じがたいくらい繊細で細かな表現で
圧倒されました。
しかし現物が見れて良かったです。
作家さんにお会いする機会があれば
色々とお聞きしたい事もあったのですが
また今度の機会を楽しみにしています。
POSTCARDを3点購入しましたので
ご紹介します。
こんなことが出来るのか?
と作品を実際に見ても信じがたいです。
蒼山 日菜さん
最近のモダンな「切り絵」といった感じで
超繊細なレース柄の様なデザインです。
ご本人も「レース切り絵」という押出しで
本も出版されてる様ですね。
この方はハサミを使って作品を
創っているそうですが
作風も女性が好みそうな
繊細かつ細やかでエレガントなデザインです。
福井 利佐さん
ペンで手描きした絵を
切り絵で表現した様な作風
遠くから見たらペン画にしか見えません。
展示会場では大きな白紙で創られた作品を
透明アクリルで挟んだものに
スポットライトを当て
その繊細な作品の影を見せる
演出がされてました。
松原 真紀さん
切り絵を始めた切っ掛けが
柳澤 京子さんの作品を見て…
とのこととか
動物・昆虫・花・人物などをモチーフに
動物や自然のアウトラインに花を重ね合わせ
ファンタジーな世界観を感じさせる
モダンなデザインの作風です。
成熟した「切り絵」の世界でも
それぞれの作家さんが新しい表現を追求し
これだけのバラエティーに富んだ作風を
生み出していることに
素直に驚きを感じました。
人間の創造力は無限であると
改めて感じ、また良い刺激を頂きました。
7人の作家さん、ありがとうございました。
日時
2021年9月8日(水)~28日(火)
場所
大丸ミュージアム(京都)
大丸京都店6階
〒600-8511 京都府京都市下京区立売西町79
TEL 75-211-8111
入場料
一般 ¥900
大高生 ¥700
中学生以下 無料
アクセス
阪急京都線烏丸駅より徒歩1分(地下道直結)
地下鉄烏丸線四条駅より徒歩2分(地下道直結)
駐車場
直営駐車場
1.市場高倉駐車場 9:00~22:00
2.大丸東洞院駐車場 9:45~20:15
*¥5000以上の買物で2時間無料