彫紙アートスペシャルクラス

 

彫紙アート スペシャルクラスを受講しました。

スペシャルクラスとはその名の通り

年に数回 林 先生が大阪にいらして

直接指導していただける特別なクラスです。

 

作品展に出展予定の下絵のアドバイスや

制作時のポイントやコツ・マル秘テクニック

また先生の作品創りに対する考えなどなど

 

普段の教室では聞けない様々な

貴重なお話を伺うことが出来ます。

 

今回は彫紙アートという表現手法を思いつき

現在のスタイルにまとめ上げるまでのご苦労や

先生が今まで作成してこられた大作の下絵など

も多数拝見することが出来ました。

 

このスペシャルクラスに参加すると

普段は入手できない

林先生の下絵も購入することができます。

 

>>> 今回購入した 林 先生のオリジナル下絵

 

 

さて、今回のスペシャルクラスで

私が最も興味深かったのは

彫紙アートという表現を思い付いた切っ掛けと

この手法を使って

先生が世の中にデビューした当時のお話です。

 

林先生は元々

グラフィックデザインの仕事をされていて

彫紙アートの技法を思いついた切っ掛けは

大手デパートに提案する為に検討していた

紙袋のデザインだそうです…。

 

普通の紙袋ではなく何か一工夫

今までにないデザインが提案出来ないか?

 

こんなことを考えられてるときにふと

色洋紙を重ねて表の一部を切り抜くことで

下の色が出てくるデザインを思い立ち

いくつかの案を考えてるうちに

 

この手法はアート表現に使えるかもしれない!

と、思い立ったんだそうです。

 

2000年から試作をはじめ試行錯誤し

おそらく

グラフィックデザインの仕事をこなしながら

作品を創り続けたんだろうと思います。

幾つかの自信作が出来

2004年についに「銀座伊東屋」で発表!

 

この手法を思いついた当初から

最初の個展は「銀座伊東屋」で

と決めていたんだそうです。

 

 

初期の先生の作品は

植物をモチーフにしたモノが多いのですが

それは先生が子供の頃から植物が大好きで

良くスケッチなども描かれてたそうです。

 

植物「愛」と「彫紙アート技法」がマッチして

今まで見たことのない

最初の彫紙アートイメージが創られました。

 

先生の代表作は

ファインペーパーを100枚以上重ねた

全紙サイズの大作が数展ありますが

どれも見事な作品で、そのサイズと奥行き感は

現物を見ると圧倒されます!!

 

こんな大作を何点も、4年をかけ

仕事と並行して創り続けて来たご苦労は

並大抵のものでは無かったと思われます。

 

-私なんぞはこの1/4位のサイズのものを

年1回作成するので精いっぱいです…-

 

そして現在では、この完成された

植物をモチーフにされた表現手法に飽き足らず

さらに新しい作風をと…

いまだ試行錯誤し探求されてるお姿を拝見すると

本当にすごい方だと思います。

 

私もこの彫紙アートと林 先生に巡り合えた事は

本当にラッキーで幸せだと思います。

 

林 先生の真似はとても出来ませんが

この「彫紙アート」という表現手法を用いて

私は私なりに時間をかけて

自分の作風を追求していきたいと思っています。

 

代表作「黄牡丹」の下絵

協会のHPにも使われてる代表作「ゆり」の下絵

 

とりあえずはこのスペシャルクラスで購入した

林 先生オリジナル下絵を使って

作品創りにチャレンジしてみます!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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