彫紙アートの下絵の作り方について。
彫紙アートスキル2級・1級とやってくると
そろそろ、オリジナル作品を創りたくなってきます。
教材の下絵が自分の好みのものばかりではありませんからね
どうせ苦労して彫るのであれば、自分が創りたいものを…と。
1級で「ローデンブルグの街並み」をやりましたから
A4/14枚 のレベルの作品なら出来るかもしれません。
しかし下絵を作るのは思いの外難しく
作品を彫るのと同じくらい手間がかかります。
下絵の作り方は大きく分けて2つの方法があります。
①-1 絵心があり、とても個性的なイラストが描ける人はラッキーです!
そのまま、あなたのイラストを彫紙アートにして行けば良いのです。
①-2 絵心はあるけど個性的なイラストはちょっと… という人は
デッサンや写真を参考にイラストを起こし下絵を創ります。
*多くの彫紙アーティストの方はこのどちらかでしょう。
②-1 絵心がなくイラストなんか描けないという人‥‥
大丈夫です! 写真をベースにトレースして下絵を創ります。
但し、こんなイメージの作品を創りたいな~という大まかなイメージは必要です。
写真を使う場合、自分で撮影したものを使うのがベストですが
写真を撮るのも苦手… という人はとりあえずの手段として
雑誌などから、創りたいイメージに近い写真を集めて
組み合わせたりアレンジして(コラージュの様に)下絵をつくるのもありかと。
あくまでもオリジナル作品を創るまでの、はじめの1歩にしてください。
私も絵心がないので、最初はこの手でやりました…。
②-2 写真が撮れる人は、自分で撮った写真をベースに
線画を起こして下絵にするのが良いです。
このとき写真は美しいに越したことはありませんが
線図に起こす際、ある程度アレンジできますので
写真自体はそんなにきれいに撮れてなくても大丈夫です。
モノや風景の構図と基本的な光の陰影がとれればOKです。
私は基本 ②-1 ②-2 でやっています。
初期の作品は②-1 最近は②-2です。
いずれにしても手間がかかりますし
写真をベースにするにしても
写真から手書きでアウトラインを拾うことで
ある程度個性は出てくると思いますが
最初に「こんな感じにしたい」という
イメージを創ることが重要ですね!