秋の秘仏・特別拝観
10月~11月にかけての
奈良の各寺院の秘仏・特別拝観のご紹介です。
長谷寺:十一面観音立像(重要文化財)
10/10~12/6
拝観料 ¥1000
拝観時間 9:30~16:00
本堂を突き抜けて安置される
約10mもの現在の十一面観音立像は
国内でも最大の木造仏像です。
1538年 室町時代から庶民の観音信仰の
対象として拝まれ、春と秋の特別拝観の際は
観音像の足元に直接触れお参りが出来ます。
500年近くも撫でられた御足は甲の金箔が剥げ
永きにわたり信者の願いを受け止めて来た事を
伺い知ることが出来ます。
興福寺 南円堂:不空羂索観音菩薩坐像(国宝)
10/17
拝観料 大人¥300/中高生¥200/小学生¥100
拝観時間 9:00~12:00/14:00~17:00
国宝の不空羂索観音菩薩坐像
四天王立像・法相六祖坐像は
慶派仏師の康慶(こうけい)一門によるもので
リアルな表情とバランスの良い姿は
完成度が高く一見の価値ありです。
興福寺 北円堂:弥勒如来坐像(国宝)
・無著菩薩・世親菩薩像(国宝)
・四天王立像(国宝)
10/24~11/8
拝観料 大人¥300/中高生¥200/小学生¥100
拝観時間 9:00~17:00
国宝 弥勒如来坐像・無著菩薩・世親菩薩像は
運慶一門による作で大変美しく
特に弥勒如来坐像は円成寺の大日如来像に
通じるものを感じます。
法隆寺:救世観音立像(国宝)
10/22~11/22
拝観料(東院伽藍・西院伽藍共通)
大人 ¥1,500/小学生 ¥750
拝観時間 8:00~17:00
11/4~ 8:00~16:30
江戸時代の約200年間・法隆寺の僧侶さえ
拝観出来ずに長い間封印されてたとされる
謎の多い秘仏でそのお姿は
聖徳太子を模したものと伝えられています。
法華寺:十一面観音菩薩立像(国宝)
10/25~11/10
拝観料 大人¥1000/小中学生¥500
拝観時間 9:00~17:00
法華寺・十一面観音のお姿は
菩薩のごとく慈悲深かった
光明皇后が蓮池を渡られる姿を写したもの
と伝えられています。
平安時代の浄土芸術の傑作も
合わせて公開されます。
大安寺:十一面観音立像(重要文化財)
10/1~11/30
拝観料
大人¥500/高校生¥400/中学生¥300/小学生¥200
拝観時間
9:00~17:00
天平時代の秘仏で木造の
何とも言えず柔和な表情をされている
本尊・十一面観音像です。
大安寺は癌封じの寺として知られていますが
十一面観音は特別拝観時のみの拝観となります。
海龍王寺:十一面観音立像(重要文化財)
10/25~11/10
拝観料 大人¥600/中高生¥300/小学生¥100
拝観時間 9:00~17:00
遣唐留学僧・玄昉が帰国時に嵐に合い
海龍王経を唱えることで無事帰国出来た
という事が由来となっている寺ですが
光明皇后が刻んだ像をもとにした
と言われる十一面観音像です。
とても整った穏やかな表情の仏像です。
浄瑠璃寺:吉祥天立像(重要文化財)
10/1~11/30
拝観料 大人¥300/小学生¥150
拝観時間 9:00~17:00
極楽浄土を表現したとされる浄土式庭園を
有するお寺で阿弥陀如来とともに祀られている
厨子入りの吉祥天立像です。
吉祥天は、毘沙門天の奥さんとも言われており
幸運を与えるとされる縁起の良い女神です。
浄瑠璃寺:薬師如来坐像(重要文化財)
毎月8日(10/31~11/8)
拝観料 ¥400
拝観時間 9:00~17:00
平安時代に盛んに信仰された阿弥陀浄土信仰の
極楽浄土を現した庭園のあるお寺で
国宝・三重塔に安置された薬師如来像が
御開帳されます。