デザイン

プロダクトデザインの仕事 インテリアホンJD-BC1

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インテリアホン JD-BC1

<2012年>

2010年に発売した初代のインテリアホンから2年

デジカメやデジタルフォトフレームの普及に伴って

フォトフレーム&ガジェット機能付き

デザイン電話機としてスタートしましたが

スマートフォンの普及に伴い

売上げの伸びも鈍くなってきました。

 

今やデザイン電話機の1つとしては

それなりにお客様の評価を頂いてましたが

フォトフレーム機能については

ほとんど使われなくなってきたようで

そうなると液晶ユニットのコストが

重くのしかかって来るように

なってきました。

 

初代:3インチ/4インチ/7インチ

2代目:4インチ/7インチ

とデザインしてきましたが

 

3代目ではついに液晶を外し

コンパクトでリーズナブルなデザイン電話機

を目指すことになりました。

液晶は外すもののガジェット機能としての

時計と温度計を日文字で表示し

スマートフォンの普及に対応した

カバンの中に入れっぱなしにしている

スマホの着信をインテリアホンで受けられる

というちょっとユニークな機能も載せました。

 

そして事実上このモデルが

最後のインテリアホンになるのですが

3人目のデザイナーはUX(UI)デザインから

プロダクトデザインに転向した

若手デザイナーK・Mさんです。

彼も優秀な若手デザイナーで

何案かデザインを展開した後

3C1同様

可愛くて愛着のあるデザインで

まとめてくれました。

 

今回のモデルは

初代のJD-3C1に近いサイズ感で

インテリアガッジェット風の

コンパクトなデザインです。

半円上のボディは

内側のマット仕上げのカラーキャビを

外側の白い皮で包み込んだような

2トーンデザインで

背面にはしっぽの様な温度センサーがあり

普段はキャビの底面にしまわれてます。

 

液晶画面は無いものの

これまでのインテリアホンシリーズに並ぶ

個性的なデザインになりました。

 

実は前記事で2代目インテリアホン

JD-4C2/JD-7C2をデザインした

ベテランK・Tさんは

その仕事が認められ係長に昇進

さらに全社デザイン本部の

重点商品の先行開発部門に

異動となりました。

 

大変喜ばしい事です。

 

そしてこの後は

JD-4C1をデザインしたグラフィック出身の

I・Jさんと

今回のJD-BC1をデザインしてくれた

若手K・Mさんの2人が

チームを引張ってくれることになります。

 

ベテランK・Tさんはたった2年間で

チームの若手に手本を示し育成に尽力し

チーム全体のレベルアップに

貢献してくれたのです。

 

 

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