インテリアホン JD-4C1
<2009年> 2010年発売
JD-7C1→JD-3C1に続き
液晶サイズも上記2機種の間の4インチを搭載した
シリーズ3モデル目の商品です。
メインターゲットユーザーは7C1・3C1と同様
20代後半~30代のヤングファミリー
商品コンセプトも基本は同じです。
7C1は7インチ(フルサイズ)の
フォトフレームがメインの付加価値
3C1は3インチの簡易フォトフレームと
時計やカレンダー機能が付いた
オールインワンのコンパクトデザインが付加価値
今回の4C1は3C1のコンパクト性
デザイン性を保ちながらもう少し
フォトフレームとしての機能性を持たせるため
液晶サイズを一回り大きくした
スタンダードモデルです。
16:9の4.3インチ液晶を横にレイアウトし
縦型の子機と組み合わせることで
今までにない
新しい電話機のイメージが見えてきました。
今回のデザインは JD-S10CL で
グラフィックデザイナーから
プロダクトデザイナーに転向転向した
もう一人の Iさん。
S10の時はデザインイメージを提案してくれましたが
当時はまだ、デザイン図面が引けなかった為
先輩デザイナーにサポートしてもらったのですが
あれから5年… Iさんも比較的シンプルなラフモデルから
コードレス子機・ファクシミリのマイナーチェンジなど
プロダクトデザイン業務を少しずつ経験する中で
彼の努力でドローイング(製図)もマスターし
プロダクトデザイナーとしての
スキルアップを図ってきました。
(前記事 JD-7C1 の子機は彼がデザインしました)
そして今回の4インチインテリアホンのデザインワークは
最初から最後まで全て彼に任せることにしました。
フロントデザインは
ディスプレイを含む1枚の透明板の左側に
子機が食い込むように収まった平面的なデザインですが
7C1同様、背面は造形的な美しさを持ち
リビングの真ん中においてもさまになる
背面から見ても造形美を感じるデザインを
目指しました。
この造形課題に対してIさんは
7C1とのシリーズ感も考慮して
マイナスRが徐変する複雑な張曲面を
何案も検討する中で答えを出してくれました。
またIさんは
グラフィックデザイナーだった事もあり
商品デザインのみにとどまらず
専用カタログのデザインから
記者発表の展示パネルデザイン
Webサイトデザイン
パッケージデザイン
まで、全て1人でこなすという
初めての事例をつくってくれました。