インテリアホン JD-3C1
<2009年> 2010年発売
前回の記事でご紹介した7インチ液晶を搭載した
初代インテリアホン JD-7C1は
ちょうどデジタルカメラやデジタルフォトフレームが
売上を伸ばし始めたころで
超成熟市場である家庭用電話機カテゴリーにおいて
ちょっとした話題作りに貢献できたと思っています。
狙い通り20代後半~30代の比較的若い世代に購入され
ユーザーアンケートでもまずまずの反響でした。
JD-7C1の好調なスタートに気を良くした我々は
この商品シリーズを群で展開し
弊社の特徴商品群としてブランドを確立すべく
第2弾の投入を決定しました。
基本コンセプトはJD-7C1と同じですが
液晶を3インチのコンパクトサイズにして価格を下げ
ターゲットユーザーを同年代の単身者まで意識して
3インチ液晶はコンパクトフォトフレームと
時計・カレンダーといったガジェット機能をメインに
画面デザインにもこだわって取り組みました。
デザイナーはJD-7C1と同じIさんです。
この商品でもIさんのデザインセンスは如何なく発揮され
四角錐を横に倒して先端を切り落とし
全周をおおらかなラウンドで廻した本体デザインは
何とも言えず愛着を感じる
コンパクトで可愛い電話機に…
時計やカレンダー表示も
本体デザインに合うグラフィックスを
いく案も検討し最終案に絞り込んでいきました。
小っちゃくって丸っこくって
液晶のグラフィックスと一体感のある
あまりにも可愛いデザインになったので、
プロモーションにも力を入れ
インテリア雑誌社とタイアップした
専用カタログを作成したり、
幾つかの雑誌記事としても搭載するなど
今までにない取組にもトライしました。
このインテリアホンも
2011年度のGood Design Award を受賞することが出来ました。