バーチャルインライン工場搬送ソリューション

 

バーチャルインライン工場搬送ソリューション

<2018年>

もう1つのソリューション事例をご紹介します。

生産工場での生産ラインの設計・設置に関する

ソリューション提案です。

 

従来の生産ラインを大まかにいうと

商品を組み立てたり加工する

自動機と呼ばれる機械がいくつも設置され

その自動機の間をベルトコンベアで繋ぐことで

成り立っています。

 

ですから生産する商品が変わるごとに

自動機の入れ替えやベルトコンベアの設置を

変更・追加・取り外しなどの作業が発生しますが

ベルトコンベアの代わりにAGVを使う事で

自動機のみを設置し商品や商品の仕様に合わせて

AGVが必要な自動機感を繋ぐ  というモノです。

 

もう少し具体的に言うと

同じような生産工程を踏む商品であっても

その仕様の違いにより全ての工程が不要であったり

一部の工程のみ異なる部品の取り付けや加工が必要

などというケースが発生してきます。

こうした場合従来ですとAという商品を生産した後

生産ラインを変更/修正し

Bという商品を生産していましたが

ベルトコンベアの部分をAGVに置き換える事で

生産工場の設備を変えることなく

AGVの動きを変えるだけでA・B2種の

仕様が異なる商品を生産できるという事です。

しかも同時に生産出来

ラインを変更/修正する費用も時間も

不要になるのです。

 

新しく設計される生産工場の多くは今後このような

システムに置き換わって行くでしょう。

 

 

デザイン開発

今回のこのプロジェクト自体は

ソリューションデザインなんですが

実はデザイン業務としては

実質AGV本体のプロダクトデザインのみで

AGVを動かすための

システムデザインには関わっていません

 

 

AGVの本体デザインは

お客様の工場で生産するモノにより

サイズや大きさが異なる可能性があるため

4コーナーのパーツは共通品で

ボディー外観はアルミの押し出し材とし

必要に応じて長さを調整できるようにしました。

また安全性を考慮してコーナーパーツには

大きなインジケーターを設け

AGVの次の動きが離れたところからでも

はっきりと認識できるように配慮しました。

 

またこのAGVは前後・左右が定まっておらず

自由に水平・垂直に移動することが出来ます。

そのためAGVの動きを示すインジケーターは

とても重要な意味を持つのです。

 

このAGVのデザインは I・H課長と

ベテランデザイナーの  O・K さんに

デザインしてもらいました。

 

弊社亀山の液晶工場で現在活躍中です!

 

 

2019年の

物流倉庫向ピッキングソリューションに次いで

 

バーチャルインライン搬送ソリューションとして

2020年のGood Design Award

受賞することが出来ました。

 

 

 

 

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