サカナちょうだい! 色出し
「ムラサキアケビ」の次の課題として
フィーリングラインを活かした作品で
ペリカンをモチーフにした
「サカナちょうだい!」 と
フクロウのカップルをモチーフにした
「これからレストランなの」 の準備の為
色出しを行う事にしました。
基本は下絵のイラストの色に合わせて
色出しを行いますが
ぴったり合う色は中々ないので
明度・彩度・色相がズレる中で
隣り合う色との関係を見ながら色決めをします。
私は基本(株)竹尾のタント紙とNTラシャ紙
の色見本からセレクトしますが
色を検討する際はA4サイズの見本から
ピックアップし色を合わせて確認します。
早朝や夕方・夜室内の蛍光灯・白熱灯では
色の見え方が変わりますので。
出来るだけ朝9:00くらいから
16:00くらいまでに昼光の光が入る部屋で
色を見るのが望ましいのですが
仕方なく夜になってしまった場合は
(大抵は夜になりますが…)
一応ピックアップしておき
翌日の日中に改めて確認して決めています。
また下絵の色に対して
明るめの色にすべきか暗めの色にすべきか?
彩度高めにすべきか低めにすべきか?
など選択に迷う場合も多いのですが
こういう時は一応2色選んで置き
翌日改めて隣り合う色との関係を見つつ
決める事が多いです。
私の場合は迷った際は
下絵よりコントラスト強めの組み合わせを
選ぶように意識しています。
色見本だけで十分なコントラストだと思っても
作品になった時
コントラストが弱いなと思う事が多いからです。
毎回この色出しに時間がかかり
苦労するのですが…
実は楽しい時間でもあります。
この下絵のペリカンのくちばしの紫が
よくわからなかったのですが
webでペリカンの画像を見ると
実際に紫から赤紫の色をしてるんですね!
納得!!

出展:https://jp.freepik.com

出展:https://www.photo-ac.com/
この作品は全体的にモノトーンな感じなので
ねずみが持っている魚の赤や
ペリカンのくちばしの黄や紫・先端の赤紫
などがアクセントカラーになりそうですね。
特にくちばしの紫・先端の赤紫は
面積も小さいので
どちらかというと彩度やや強めを選びました。
私がチョイスしたリストはこれです。
1.表紙 白 TANT N9
2.鼠(線) 黒 TANT N1
3.鼠(体) 灰 NTラシャ グレー50
4.鼠(鼻) 白 TANT N9
5.鼠(耳) ピンク TANTe E50
6.魚(背) 赤 TANT N53
7.魚(腹) ピンク TANTe E50
8.魚(線) 黒 TANT N1
9.ペリカン 白 TANT N9
10.ペリカン 灰 NTラシャ グレー20
11.ペリカン 黒 TANT N1
12.ペリカン 灰 NTラシャ グレー30
13.ペリカン ピンク TANTe E50
14.ペリカン 薄紫 TANT L-71
15.ペリカン 黒 TANT N1
16.ペリカン 赤紫 NTラシャ あざみ
17.口ばし オレンジ TANT D57
18.口ばし 薄オレンジ TANT D58
19.目 黒 TANT N1
ここまでくれば後は購入するだけです。
5月30日(日)がアトリエイーチェの
受講日だったので
本日(29日) 竹尾淀屋橋店で購入し
明日の受講に間に合わせようと思ってたのですが
緊急事態宣言が6月20日まで延長されたことで
中の島中央公会堂もそれに合わせ
6月20日まで休館。
彫紙アートの教室もそれまで休校との事でした。
とりあえず準備だけは進めておく事にします。