サカナちょうだい! 前編

 

サカナちょうだい! 前編

しばらく仕事の方が立て込んでいて

彫紙アートにかかれませんでしたが

明日 6月27日(日)久しぶりの教室なので

「サカナちょうだい!」

を彫り始める事にしました。

 

前回、竹内先生よりZoomで

彫る時のポイントを教えて頂きましたが

見れば見るほど難しそうで

なかなか始められなかったのですが

まずはペリカンの全体を切り抜くところまで

やってみる事にします。

 

ペリカンのアウトラインが8(黒)なので

アウトラインの外側を1~7まで切り抜きます。

羽の下のラインや尾・足のアウトラインのあたり

が複雑で難しそうです。

 

この課題のポイントは手描きのアウトラインを

出来るだけ忠実に切り抜いて

一見手描きラインの様だけれど、よく見ると

紙を切り出して表現されてるわ!!

というところがポイントだと思いますので

ペンが止まったところのインクのたまりなども

出来るだけ忠実に角が尖らない様に

刃を垂直に保つ事を意識しながら

丁寧に1枚1枚切り抜いていきます。

勿論刃先をこまめに研ぎながら

常に切れる状態に保って進めていきます。

(結構ゆっくり慎重にやってます…)

 

意図的にゆっくり小休止を入れながら

紙をカットする際は集中して切り抜きました。

これを1~7までの7枚…。

 

カットしていくほど

アウトラインが微妙に変わってくるのですが

今回はゆっくり慎重に進めてるせいか

今までと比べると比較的7枚目のカットラインと

切り抜いた下絵のアウトラインが

ほぼほぼ同じサイズで切り抜けたようです。

しかしお腹の線が交差しているところは

彫るに従い細く短くなってしまいましたね。

 

真直ぐに刃を立ててカットしているつもりですが

どうやら私はわずかに右に傾く癖があるようで

(左側に食い込んで行く)

カットライン左側が

若干内側に入り込んでいます。

 

まずはペリカンの全体(右足除く)を

7枚切り抜きました。

 

次にペリカンの左右の足です。

 

こちらのアウトラインは11(黒)

となってますので

同様にフリーハンドラインの外側を

1~10まで切り抜きます。

 

 

 

ペリカン全体を切り抜いて

切り抜いた下絵をそれぞれ8・10の

黒い紙の上に貼ったのがこちらです。↓

 

その次が

この作品で最も難しいくちばしを先に彫るのか?

左右の足(ヒレ)を先に彫るのか?

番号の大きい順で行くとくちばしですが

今日は集中力をキープする自信が無かったので

パーツの小さい足から彫る事にしました。

 

足を彫り終えたのがこちらです。↓

 

個の足の水かきのラインも結構厄介でした。

左側の足・黒のラインが千切れかけました…。

 

さて、いよいよ最難関のくちばしの所ですが

自信がない私はこの部分だけの

練習用サンプルを作成しました。

下絵の上にトレーシングペーパーを重ね

ペリカンの頭~くちばしのところのみ

下絵をトレースします。

 

ZZEBRA マッキーの極細でトレースすると

下絵よりやや太めになり

丁度いい塩梅になったと思います。

トレぺの裏からマーカーで色を付け

 

 

紙は今まで使ったあまり紙の中から

近い色のイメージを組み合わせて

7~18まで11枚で作りました。

 

まずはこれでくちばしの部分を練習してみます。

 

 

1回目 (下ー真中)は上下のくちばしの境

のラインの太さが不均一過ぎたのと

上のくちばしのカットライン…

特に下くちばしとの境のラインがきれいに

カット出来ませんでした。

 

下のくちばしを切り抜いてから

上のくちばしをカットしていくのは

かなり難しいです!

 

ナイフの刃は1回で決めないと

きれいに切れませんので

最初のカットラインの入れ方が重要なんですが

2枚目・3枚目と刃を入れる際に

力加減によってはズレが生じやすくなります。

 

このリスクを少しでも少なくするために

2回目(右)のカットの際は

下のくちばしを切り抜いた後(8~17)

切り抜いたパーツをそれぞれの

切り抜く前の紙に戻し紙に戻して

メンディングテープで仮止めをして

一旦埋めてから上のくちばしをカットしていく…

という事をやってみました。

 

垂直を意識して

慎重に刃を入れていくのは変わりませんが

上下のくちばしの境目のラインが

何もないよりは安定しますので

失敗の確率が少なくなるのでは? と思います。

 

いずれにしてもこの部分を彫る際は

細いラインの上を爪先で抑えながら

少しずつ刃を進める必要がありますね。

 

上記の方法で2回目のトライをしました。

上下のくちばし全体のカット

上(7~13)と下(7~17)までは

1回目よりはきれいにカット出来ましたが…

上のくちばしの細部(14~16)

特に14の切り抜きのとき

上下くちばしの境目の細いラインに沿って

14番目の紙に新たに刃を入れていく為

非常にズレやすく難しいことが判明!

 

境目のラインがちぎれたり

15の黒ラインを落としてしまうというミスも…

いろいろ考えすぎて

集中力が落ちてきているようです。

 

ココも細かい切り抜きで結構な難しさでした。

 

くちばし上(7~13)をカットする際

下敷きを13の上ではなく12の上にしておいて

12(グレー)に刃を入れるときに

くちばしの頭側から先に向かって途中まで

(14:紫のカットラインまで)

13に少し刃先が残るようにするのが

良いのかな? と思いました。

 

以上のポイントを抑え

なんだかんだでくちばしの所だけで

結局3回トライしました。

 

3回の練習でコツがつかめて来ましたので

いよいよ本番に入りたいと思います。

 

 

おすすめ記事

1

<林 敬三先生の作品>   彫紙アートってなに? 日本彫紙アート協会 会長の 林 敬三先生が考案された 重ねた色紙をアートナイフで彫って 創作する奥行き感のある半立体アート。   ...

2

  体験クラスは、材料代¥1,500を支払えば 2時間(1コマ)のレッスンを通じて 簡単な作品を1点創らせてもらえるとの事。 (創った作品はお持ち帰り)   材料と道具は全て教室の ...

3

  彫紙アートの下絵の作り方について。   彫紙アートスキル2級・1級とやってくると そろそろ、オリジナル作品を創りたくなってきます。   教材の下絵が自分の好みのものば ...