飛鳥寺 起源・歴史・見どころ~御朱印

 

飛鳥寺・安井院(法興寺/元興寺)

創建:596年

本尊:釈迦如来坐像/飛鳥大仏(重要文化財)

開基:蘇我馬子

宗派:真言宗豊山派

 

歴史

596年 蘇我馬子が物部氏と仏教文化の

受け入れを巡って争い物部氏を滅ぼした後

大陸・半島文化を積極的に取り入れ

倭国の国力を上げる事に力を注ぎます。

馬子は国内においては他の豪族達に

蘇我氏の権力と技術力を誇示するため

海外からの使者に対しては倭国の文化レベル

と技術力を見せつけるため

倭国(日本)で初めて塔や金堂なの伽藍を有す

本格的な寺院建立したのがこの飛鳥寺です。

 

当時の飛鳥寺は五重塔を中心に北と東西に

金堂を配地しその周りを回廊が囲み

回廊の南正面に中門を配し

回廊の外側の北に講堂が置かれそれら全体を

囲う様に築地塀が設けられてるという

大変広い敷地であったようです。

現在の本堂は昔の五重塔北側の中金堂に

当たり幾度かの戦火に焼かれましたが

飛鳥大仏が座っている位置は今も昔も

同じなんだそうです。

 

 

本堂

釈迦如来坐像/飛鳥大仏(重要文化財)

推古天皇が聖徳太子や蘇我馬子と各皇子と

誓いを立てて発願されました。

 

1400年 日本の歴史を見て来た大仏さんです。

 

 

境内

こじんまりとした境内ですが

落ち着いたのどかな雰囲気です。

 

西門:境内から

 

 

蘇我入鹿首塚

乙巳の変で中大兄の皇子がはねた入鹿の首が

ここまで飛んで来た為首塚が建立されたと…?

 

 

 

見どころ

 

現在の飛鳥寺はのどかな田園風景に囲まれた

場所に建っていますが当時は

平城京の東大寺や興福寺の様に

飛鳥京の一角を占める大寺院でした。

そんなことを想像しながら…

近鉄「飛鳥駅」や近鉄「樫原神宮前」から

レンタルサイクルで回るのもおすすめです。

 

見どころは何といっても

日本最古の仏像である飛鳥大仏です。

当時の渡来人仏師・鞍作鳥(止利仏師)作

と言われていますが落雷による火災などで

焼かれ損傷が激しく現在の大仏は頭部の大部分

と指の1部が当時のまま残っており

幾度かの修復を受けているようです。

しかしそのお顔は同時代に聖徳太子が建てた

法隆寺の釈迦三尊像によく似ており

奈良時代以降の大仏とは明らかに異なる

お顔立ちです。

 

全高3m弱のこの飛鳥大仏は

堂内で見ると思ったより大きく

1400年の時代を経て来た

何とも言えない存在感を感じます。

 

修復された痕跡も真近かで見ることが出来

何より1400年前から同じこの場所にいて

日本の歴史を見て来た大仏なんだと思うと

感無量ですね。

 

 

 

御朱印

・飛鳥大仏

 

 

拝観時間

9:00~17:30

9:00~17:00(10月~3月)

 

 

拝観料

大人  ¥350

中・高校生 ¥250

小学生 ¥200

 

 

住所・TEL

〒634-0103 奈良県高市郡明日香村飛鳥682

0744-54-2126

 

 

アクセス

近鉄南大阪線「樫原神宮前駅」東口から

明日香周遊バス「飛鳥大仏前」下車徒歩1分

 

 

 

駐車場

有料駐車場 ¥500/1回

 

 

 

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