法華寺(法華滅罪之寺)
創建:745年
本尊:十一面観音立像(国宝)
開基:光明皇后
宗派:光明宗
歴史
745年
光明皇后が父・藤原不比等没後邸宅を皇后宮とし
その後門跡尼寺に改められたのが法華寺で
総国分尼寺に位置づけられていました。
*門跡尼寺:皇族・貴族の子女が住職となる
格式の高い宮寺
南門(重要文化財)
1601年頃 桃山時代
豊臣秀頼と母の淀殿により復興
横笛堂
室町時代以前の建立
本堂(重要文化財)
1601年 桃山時代
豊臣秀頼と母の淀殿の寄進により再建
・十一面観音立像(国宝)
光明皇后の姿を模して創られたと伝承される

出展:仏像の知識百貨/主婦と生活社
鐘楼(重要文化財)
1602年 桃山時代復興
護摩堂
2004年 平成に再建
浴室(からふろ) 重要有形民俗文化財
1766年 江戸時代の再建
仏教に深く帰依していた
光明皇后ゆかりの法華寺ですが
この浴室にまつわる逸話が有名です。
内部のかまどで薬草を焚く蒸し風呂で
庶民の為にこの浴室を建立
光明皇后が皮膚がただれ
膿が出ている患者もためらわず差別なく
千人の垢を自ら流したという事や
医療施設である 施薬院 や
貧困者救済のための 悲田院 を
建立したことでも知られています。
伝説>>
光明皇后がハンセン病患者の体を流し
患者の膿を自ら吸って出し手当を施していると
その病人が 阿閦如来 に変身した…と。
一説には皇室の出でない光明子が
皇后になったことの正当性を示す為
伝説が必要であったのでは?
という見解もあり
本尊の十一面観音立像が
光明皇后をモデルにしている
という事も関係しているのかもしれません。
華楽園(からくえん)
境内西側の名勝園に対し東側の庭園・花園です。
約750種の草花が植えられ年間を通じ楽しめます。
境内
御朱印
・十一面観音
・維摩居士
・文殊菩薩
拝観時間
8:30~16:30
拝観料
一般拝観日 >
大人 ¥700
小中学生 ¥350
3月~6月 特別公開 >
大人 ¥800
小中学生 ¥400
4月・6月 秋の特別公開 >
大人 ¥1000
小中学生 ¥500
庭のみ ¥300
名勝庭園公開 4/1~6/10 ¥500
住所・TEL
〒630-8001 奈良市法華寺町882
0742-33-2261
アクセス
・近鉄新大宮駅から徒歩20分
・近鉄大和西大寺駅から奈良交通バス
「JR奈良駅西口」行で法華寺下車 徒歩3分
・近鉄奈良駅から奈良交通バス
「大和西大寺駅(航空自衛隊)」行で
法華寺下車 徒歩3分
・JR奈良駅から奈良交通バス
「大和西大寺駅(航空自衛隊)」行で
法華寺下車 徒歩3分
駐車場
無料駐車場あり