室生寺 起源・歴史・見どころ~御朱印

 

 

室生寺(女人高野)

創建:770年

本尊:釈迦如来坐像(金堂)

本尊:如意輪観音(本堂)

開基:賢憬(けんけい)

宗派:真言宗室生寺派

 

歴史・起源

天武天皇(飛鳥時代)の勅願で役の行者

小角(おずぬ)により建てられた寺が起源で

後に(平安初期)興福寺の僧賢環(けんきょう)

により興福寺の別院として開かれ

山林修行や学問道場の場としての

役割を担っていました。

江戸時代になり興福寺傘下を離れますが

当時高野山が女人禁制であったのに対し

室生寺は女性の参詣が許されていたため

女人高野とも呼ばれています。

 

 

太鼓橋

 

 

仁王門

昭和の再建

 

鎧坂

 

 

金堂(国宝)

平安時代建立

・中尊 釈迦如来立像(国宝)

・薬師如来立像(重要文化財)

・文殊菩薩立像(重要文化財)

・十二神将立像(重要文化財)内6体

 

 

寶物殿(2020年開設)

・釈迦如来坐像(国宝)

・十一面観音立像(国宝)

・地蔵菩薩立像(重要文化財)

・十二神将立像(重要文化財)内6体

 

 

弥勒堂(重要文化財)

鎌倉時代建立

・弥勒菩薩像

 

 

本堂/灌頂堂(国宝)

1308年 鎌倉時代建立

・如意輪観音菩薩坐像(重要文化財)

・両界曼荼羅(金剛界・胎蔵界)

 

 

五重塔(国宝)

800年頃 平安時代建立

法隆寺の五重塔に次ぎ国内で2番目に古い建築物

通常の塔よりも小ぶりですが

(興福寺五重塔の1/3)

バランスの良い美しい五重塔です。

1998年台風で杉の木が倒れ屋根に直撃し

大損害を与えた事は記憶に新しいところですが

幸い心柱部には影響がなく

2000年に修復工事が終了しました。

 

 

常燈堂(奥の院)

 

 

奥の院~御影堂(重要文化財)

室町時代建立

 

 

見どころ

奈良の山深い静かな山中にあるお寺で

平城京内にある都会の七大寺とは異なった

秘密の修行の場といった雰囲気を

醸し出しています。

奈良時代末期~平安時代初期創建と

伝わりますがそれ以前からあったのでは

と思わせるほど歴史を感じる伽藍です。

金堂~本堂~五重塔~奥の院と

山を登って行きますが

中腹にある五重塔は小ぶりですが

バランスの良いとても美しい塔です。

 

古都巡礼で有名な写真家土門拳さんが

愛した寺としても知られていますね。

室生寺は山深いところにあるため

冬の参詣は中々難しいのですが

ここの御住職は雪に包まれた

冬の室生寺こそ1年で最も美しいと

言われていたのを記憶してます。

 

土門拳さんは室生寺撮影のため

室生寺表門の向いにある橋本屋さん

に長期滞在し

シャッターチャンスを待っていた様です。

最近では同じく写真家の

三好和義さんも土門拳さんを偲んで

室生寺を撮られてますね。

何でも三好和義さんは土門拳さんの

写真(古都巡礼の室生寺)を見て

写真家を志したんだそうです。

 

桜・シャクナゲ・銀杏・紅葉など

様々な樹々や花に包まれた境内は

四季折々の美しさを見せてくれ

1度は訪れてみたいお寺です。

 

 

 

御朱印

・開悟佛

・十一面観音

・如意輪観音

・如意地蔵尊

・薬師如来

・弘法大師

 

 

拝観時間

9:00~16:00(受付は15:00まで)

 

 

拝観料

大人 ¥600

子供 ¥400

 

 

住所・TEL

〒633-0421 宇陀市室生78

0745-93-2003

 

アクセス

近鉄大阪線「室生口大野駅」から

奈良交通バス「室生寺前」下車徒歩5分

 

 

駐車場

おもや室生寺山門前第一・第二駐車場

¥500/1日

 

 

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