阿部文殊院
創建:645年
本尊:文殊菩薩
開基:安倍倉梯麻呂
宗派:華厳宗
起源・歴史
孝徳天皇(軽皇子)の勅願により
大化改新後に左大臣となった
安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)
が安倍一族の氏寺として建立した
安倍山崇敬寺/安倍寺 が
阿部文珠院の起源です。
境内には弁財天
奈良時代の遣唐使・安倍仲麻呂
平安時代の陰陽師・安倍晴明が
祀られている災難除けの金閣浮御堂や
特別史跡の古墳
安倍晴明が天文観測をしたと伝わる
展望台などがあります。
表山門
江戸時代建立
本堂(市指定重要文化財)
1665年 江戸時代再建
騎獅文殊菩薩
・脇侍像
・釈迦三尊像
・大日如来像
金閣浮御堂・霊宝館(七まいり行場)
この浮御堂は七まいりという
魔除け・方位災難除けを祈願する場になってます
転勤・引越し等どの方角に向かっても
災難が起きない様
浮御堂の周りを1週回るたびに正面で
おさめ札を1枚ずつ納めながら七周します。
七難を取り除き堂内で福を得る参拝です。
・安倍仲麻呂・阿部晴明像
・弁才天像
・秘仏十二天
客殿五台閣
本堂拝観料を払うとこちらで抹茶が頂けます。
鐘楼
十一面観音
昭和の建立
文殊院西古墳
飛鳥時代の造立
明日香の石舞台古墳・キトラ古墳・高松塚古墳
並ぶ二か所の史跡指定古墳があります。
この西古墳は安倍倉梯麻呂の墓と伝えられています。
清明堂
2004年 平成の建立
平安時代の陰陽師・安倍晴明を祀っています。
白山神社本殿(重要文化財)
室町時代の建立
御祭神は全国の白山神社に祀られる
白山比咩神(しらやまひめのかみ)と同一神の
菊理媛神(くくりひめのかみ)で
白山信仰と陰陽道は古くより結びついてる為
白山神社の末社が勧請されました。
菊理媛神(くくりひめのかみ)は
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と
伊弉冉尊(いざなみのみこと)の
縁を結んだ神で
菊理媛の くくり は 括る にもつながり
縁結びの神様としても信仰されています。
見どころ
見どころは何といっても
快慶作の騎獅文殊菩薩と金閣浮御堂でしょう。
獅子に乗った文殊菩薩は整った顔立ちの
美しい姿ですが少しコミカルな表情の獅子との
コントラストが何とも微笑ましく
1度観たら忘れられないとても個性的な仏像です。
境内は桜・つつじ・さつき・コスモス・銀杏
紅葉と四季折々の美しい花々が楽しめます。
御朱印
・文殊大士
・弁財天
・智恵佛
拝観時間
9:00~17:00
拝観料
A:本堂(抹茶・お菓子付き)
大人 ¥700
小学生 ¥500
B:金閣浮御堂霊宝館(七まいりおさめ札)
大人 ¥700
小学生 ¥500
A+B:二ヶ所共通拝観券
大人 ¥1200
小学生 ¥800
住所・TEL
〒633-0054 奈良県桜井市阿部645
0744-43-0002
アクセス
近鉄/JR桜井駅から徒歩20分
駐車場
有料駐車場あり ¥500/日