中宮寺
創建:607年 飛鳥時代
本尊:如意輪観音像
開基:聖徳太子
宗派:聖徳宗
歴史
聖徳太子建立七大寺の1つとされる中宮寺は
聖徳太子が建立した斑鳩宮のあった場所
現在の法隆寺・東院(夢殿)の東側に
法隆寺を建立したのとほぼ同じ頃
用明天皇の皇后で太子の母・穴穂部間人皇女
(あなほべのはしひとのひめみこ)
の住まいを尼寺とし建てられ
法隆寺・中宮寺は僧寺・尼寺の関係であった
と伝わります。
飛鳥時代の中宮寺(斑鳩宮)は
現在の地より東に500mの場所にある
現在の中宮寺跡史跡公園にありました。
本堂
・木造菩薩半跏像/伝如意輪観音(国宝)
・天寿国曼荼羅繍帳(国宝)
見どころ
法隆寺と合わせて行かれる方が多いと思いますが
法隆寺・東院(夢殿)から北側に回り込むように
進むと中宮寺の入り口になります。
中宮寺は戦国時代に焼失したため
現在の本堂は戦後建てられた鉄筋コンクリート製
で寺院特有の趣はあまりありませんが
中宮寺といえばやはり
菩薩半跏像(如意輪観音)が有名ですね。
(ぼさつはんかぞう/にょいりんかんのん)
他の仏像とは大きく異なる女性的な
独特の雰囲気があるこの像は誰もが1度は
どこかで見たことがあるのではないでしょうか?
またこの像は同じく太子建立七大寺の1つ
京都・広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像
(みろくぼさつはんかしゆいぞう)
とも似ていますね。
もう1つの見どころは太子の妻
王妃橘大女郎(おおひたちばなのおおいらつめ)
が太子が亡くなった後太子をしのんで
聖徳太子の天国での有様を刺繍にした
天寿国曼荼羅繍帳(国宝)です。
本堂で拝観できるのはレプリカですが
広く開放的な本堂は天井も高く
堂内も比較的明るいため
天寿国曼荼羅繍帳も
近くでじっくりと観ることが出来ます。
御朱印
・如意輪観音
拝観時間
10/1~3/20 9:00~16:00 (受付は15:45まで)
3/21~9/30 9:00~16:30 (受付は15:45まで)
拝観料
大人 ¥600
中学生 ¥450
小学生 ¥300
住所・TEL
〒636-0111 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺北1-1-2
0745-75-2106
アクセス
JR法隆寺駅より
徒歩20分
バス「法隆寺参道」行「法隆寺参道」下車
駐車場
法隆寺周辺 おおよそ¥500/終日
>>すぐわかる法隆寺 歴史・見どころ~御朱印
>>すぐわかる法隆寺・夢殿 歴史・見どころ~御朱印