海辺のリゾート、南国の「RAKUEN」をめざして!

 

彫紙アートをはじめて4か月ですが

会員展-2014年彫紙アート展に出展することにしました。

 

作品イメージはこの講座を始める前から創りたかった

鈴木英人さんや三好和義さんの世界観…

南国のリゾートです。

 

彫紙アートスキル1級講座を修了したころにお誘いを頂き

色々とイメージを温めてきましたが‥

 

正直、基礎的なところは学んできましたが

オリジナル作品となるとどのレベルまで出来るのか?

全く予想できませんが、1級講座で創った

「ローデンブルグの街並み」+ α くらいが

まずは目標レベルです。

 

 

Web上で様々な”RAKUEN"イメージを集めて

構想を膨らませ、だんだんと作品のイメージが固まってきました。

 

南国の海辺の白いウッドデッキの上

頭上には木々が覆っていて心地よい木陰になっている…

足元には南国の強い日差しを示すブルーの木陰が

潮風にゆっくりと揺れながらアーティスティックなパターンを描き出している。

 

爽やかな潮風にあたりながら、視線の先には透明度の高い透き通った海と

その先の水平線には白く輝く無人島が‥‥

私は、日常では味わえないゆっくりとした時の流れを感じながら

波音と… 風と… 夏の光を感じるだけで

何もしない、最高に贅沢な時を過ごしている… 。

 

こんなイメージで行くことにしました。

 

作品の構成は

① 一番手前が、白いウッドデッキ

② 次に頭上の木々と葉

③ そして透明度の高い海

④ その奥に無人島

⑤ 一番奥が真っ青な空

 

① ② ③④ ⑤ と大きく4つの構成で

それぞれのイメージに合いそうな写真をセレクトし

トレーシングペーパーでトレースして線図を描き

バランスを見ながら組み合わせて行き線図を完成させます。

 

線図1

 

次に組み合わせた線図をコピーし

マーカーで色をのせていきます

葉のパターンやウッドデッキに落ちる影のパターンなども

何種類かトライし組み合わせてコピー&色のせ

このとき紙の順番(色の順番)を意識しながら

どこに何枚分の段差が出来るか? 順に彫って行って落とさないか?

なども考えながら色と重ね順を決めていきます。

 

彫紙アートの下絵作りで一番厄介なところですね。

 

いくつかのパターンを検討し最終の下絵を決めます。

 

次に、マーカーで塗った色イメージをベースにして

TANT紙  又は  NTラシャ紙の色見本から色を選び

出来上がりをイメージしながら色番号を決めて行きますが

このとき注意することは

色は面積や隣にくる色によって見え方が変わります。

色見本は限られたサイズですから

作品の配色を決めるときは出来るだけ作品の面積に近い

色見本で確認するのがベストです。

 

私は最初は色見本帳でセレクトし

選んだ色をA4サイズの色見本で

隣にくる色を含めて出来るだけ作品のサイズに近い面積で

確認してから決めるようにしています。

 

それと夜、室内の蛍光灯の下で見る色と白熱灯の下で見る色

朝の外光・昼の外光・夕方の外光・曇りの日の外光も

それぞれ色が違って見えます。

 

はっきりと色相が違うところはさほど問題ありませんが

微妙なトーンを狙っているところは

いくつかの条件下でも確認することをお勧めします。

 

基本は昼光ですが、ギャラリーは白熱灯のスポットライトが多いですから

両方確認するのがベストですね。

 

今回の作品イメージは

彫紙アートの厚み(紙のカット断面)が一番出るのが

木々&葉~空 の部分、次にウッドデッキ~海

この2か所でいくらかの立体感が出て

全体的にそれなりの奥行き感が表現できるのでは?

と目論み最終的には下記の様な構成にしました。

 

① 白いウッドデッキ 5色

② 木々の葉(緑)  5色

③ 透き通った海   7色

④ 無人島      4色

⑤ 空        1色

 

計22枚の構成です。

 

 

 

 

 

 

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