旅行

叡福寺 聖徳太子の御廟を守る寺

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叡福寺(上之太子)

創建:724年

本尊:如意輪観音菩薩

開基:聖武天皇

宗派:太子宗

 

歴史

叡福寺は北にある聖徳太子の御廟を守護するため

建てられた寺ですが、この御廟には

母・穴穂部間人皇女と 妃・膳部菩岐々美郎女が

一緒に埋葬されています。

この時代夫婦で同じ墓に入るのは非常に珍しい

ケースだと言われていますが

後の天武天皇と持統天皇や聖武天皇と光明皇后も

同じ御廟に眠っていることから古代の

おしどり夫婦の代表と言えるかもしれませんね。

 

一説には聖徳太子が生前この地を墓所と定め

母・穴穂部皇女が亡くなった時ここに葬られ

翌年太子と妃の膳部菩岐々美郎女が亡くなり

同じくここに葬られ

叔母・推古天皇が墓守の為の堂を建てたのが

叡福寺の起源と伝わってます。

その後聖武天皇により伽藍が整備され

叡福寺となりました。

 

仏教を厚く信仰し広めた

聖徳太子ゆかりの地であため

後の日本仏教の開祖・空海・親鸞・日蓮なども

参籠されたことから聖徳太子御廟の東側には

見真大師堂(親鸞)

弘法大師堂(空海)

なども建てられています。

 

 

南大門

1958年 昭和再建

 

 

聖徳太子御廟(叡福寺北古墳)

宮内庁の皇族陵墓(磯長墓)に指定

・聖徳太子

・膳部菩岐々美郎女(聖徳太子妃)

・穴穂部間人皇女(聖徳太子の母)

が埋葬される。

 

この聖徳太子御廟の埋葬の様子については

叡福寺から1.5kmほど東にある

大阪府立近つ飛鳥博物館の一番最初の

コーナーに展示・解説されていますので

興味のある方は行かれてはどうでしょうか。

 

 

金堂(大阪府指定有形文化財)

1732年 江戸時代再建

・如意輪観音坐像

・不動明王

・愛染明王

 

 

多宝塔(重要文化財)

1652年 江戸時代再建

・釈迦/文殊/普賢三尊像

 

 

聖霊殿(重要文化財)太子堂

1603年 江戸時代再建(豊臣秀頼)

・聖徳太子16歳等身像

・南無仏太子2歳像

 

 

念仏堂

・阿弥陀如来

・観音菩薩

・勢至菩薩

 

 

隔夜堂

平安末期~鎌倉初期建立

・阿弥陀如来坐像(石仏)

 

 

御朱印(寺事務所)

・聖徳廟

・上之太子

 

 

拝観時間

7:30~17:00

 

 

拝観料

無料

 

 

住所・TEL

〒583-0995 大阪府南河内郡太子町太子2146

0721-98-0019

 

 

アクセス

近鉄南大阪線「上ノ太子」駅 または

近鉄南大阪線「喜志」駅 から

金剛バス「太子前」で下車すぐ

 

 

 

駐車場

無料駐車場あり

 

 

周辺 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

用明天皇陵

〒583-0991 大阪府南河内郡太子町大字春日

叡福寺から(1km弱)徒歩12分/車で3分

 

推古天皇陵

〒583-0992 大阪府南河内郡太子町

叡福寺から(2km弱)徒歩24分/車で5分

 

 

大坂府立  近つ飛鳥博物館

〒585-0001 大阪府南河内郡河南町大字東山299

叡福寺から(2.6km)車で7分

 

 

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